molingitのブログ

本の感想と体の感覚

本 街場の天皇論

「街場の天皇論」内田樹さん著 この本で初めて腑に落ちたことがある。 なぜリベラル・左翼・知識人が力を持たないのか。それは政治的なエネルギーの源泉が「死者たちの国」にあることを知らないから。言い換えると、なにかをするときに「これでは死者たちに…

本 肌断食 スキンケア、やめました

「肌断食」平野卿子さん著。 人は健康を害したときに、自然に立ち直る仕組みを身体が持ってるんだから、肌に限らず余計なことはできるだけしないほうがいいんじゃないか?って思っていた。そしてこの本に出会う。美容業界からはおそらく黙殺されているであろ…

本 ひとりぼっちこそが、最強の生存戦略である

「ひとりぼっちこそが、最強の生存戦略である」名越康文さん著。 対人関係のストレスの多くは、実は、現実の相手というよりは、「心の中の他人」によってもたらされるものです。(本文より) いやーこれ実感。この本を読む直前がまさにそれ。仕事に会社、家…

本 日本の覚醒のために

「日本の覚醒のために」内田樹さん講演集。 剣というのは、手を延長した道具ではありません。それを手にすることで心身が調うという装置です。・・・(中略)・・・剣を「依代」として巨大な自然のエネルギーがこの身体の流れ込んでくる。 (文中より) 武術…

本 みみずくは黄昏に飛びたつ

「みみずくは黄昏に飛びたつ」村上春樹さんに川上未映子さんがインタビュー。 村上さんがインタビューを喜んだ珍しい本。 以前から村上さんはストーリーを考えずに書き出すというのは知っていた。村上さんにとってストーリーの現れ方というのは、未知の洞窟…

本 洞窟ばか

「洞窟ばか」洞窟探検家、吉田勝次さん著。 洞窟探検って勝手なイメージではRPGのダンジョンなんだけど、あれは誰かが作ったものなのですぐ飽きると思う。でも、自然が作った洞窟って脈絡のなさがきっとハマるんじゃないかと。人間に合わせて作られてないこ…

本 Swift基本文法と応用

本 「プロを目指すSwift基本文法と応用」(この本読んで詰まった人向け) プロを目指す Swift 基本文法と応用 作者: テクノロジックアート,長瀬嘉秀,高部真一郎,トランスコスモス・テクノロジックアート・ベトナム協力 出版社/メーカー: リックテレコム 発売…

本 アジア辺境論

「アジア辺境論」内田樹さん、姜尚中さんの対談。 たとえば隣の家の人と仲が悪いとか、同僚で嫌いな人がいるとかよくある。隣の落ち葉が自分の庭に入ってきたとか、挨拶してこないとか。いったん嫌いなったあとは、その感情の維持が大事になって、理由を後付…

本 人生の旅をゆく

「人生の旅をゆく」吉本ばななさん著。 ばななさんのエッセイはうまい。その世界観の受け止め方はそれぞれだと思うけど、2〜3ページのエッセイで、その世界にトリップさせる技術はなんなんだろう。 個人的にはその、この世とあの世があわいで繋がっている…

本 TEDトーク

「TEDトーク 世界最高のプレゼン術」 いや別にTEDに出ないけどさ(出れないけど)。話を聞いてくれる人が一番集中するのは、最初の10〜20秒だと。(そこで心を掴めないと・・・。)そのつかみは引用や他人事じゃなくて自分の経験を語れと。できれば最近、直…

本 考えの整頓

「考えの整頓」佐藤雅彦さん著 この本を読んで気づいたのは、自分はアーティストの言葉や振る舞いにしか興味がない、ということだった。 著者の定義によるとアートとは「なぜ生きるか?」ということ自体から考えることで、比較してデザインとは「よりよく生…

本 Graphic Recorder

今週のお題「読書の秋」 「Graphic Recorder」清水淳子さん著。 会議の記録を、絵やイラストと共に作っていくGraphic Recorderのススメ。 相手と話していることのイメージを共有するために、紙に意見を書き込んでいって、グルーピングして、時系列を矢印で書…

本 涙の理由

今週のお題「読書の秋」 「涙の理由」茂木健一郎さんと重松清さん対談。 「泣けた」と「泣ける」の違いが重松さんの問題意識の始まりだった。「泣けた」は、” 自分のオリジナルな経験としての涙 ” の可能性があるが、「泣ける」はある一定のタイプの感情を持…

本 伝えることから始めよう

「伝えることから始めよう」髙田明さん著。 ジャパネットたかだの髙田さんがその半生と、得たものを綴った。髙田さんはいつも「今」に集中する。「今」を大事にするからこそ、それまでにないリアルタイムのテレビショッピングを思いついたのだと。そしてその…

本 マチネの終わりに

「マチネの終わりに」平野啓一郎さん著。 これはやはり幸せな話だと思う。 どこにでもいる愛し合う人たちがいて、それぞれが抱える問題があり、さらに相手の悩みを受け止めたいけど、自分の悩みは相手に背負わせたくないという葛藤があり。その遠慮がまた相…

本 人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?

「人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?」山本一成さん著。 将棋AI「ポナンザ」の作者である著者の視点による、人工知能の現状を一冊にまとめたもの。読んで思ったことを書く。 現状のAIには「論理が全然ない」というのは本当のこと。ポナンザは…

本 生存教室

「生存教室」内田樹さん、光岡秀稔さん対談。「荒天の武学」に続く第二弾。漫画「暗殺教室」を読んでということからこの題名になっている。 弱者が日常生活のなかで生き残る術を高めたい内田さんと、殺るか殺られるかの関係のなかでしか手に入らない強者の世…

本 ゆらぐ脳

「ゆらぐ脳」池谷裕二さん著。 池谷さんは、モノゴトが「わかる」を、これまでの「” 分けて ” わかる」に加えて、「(分けずに)そのままわかる」という方法論を作り出そうとしている。脳の研究者としてもすごい実績を上げているのに、新種の「わかる」を作…

本 騎士団長殺し

本「騎士団長殺し」村上春樹さん著。 いままでと同じ結末では、あらない。それがいまの村上さんから生まれるものなのだろう。ある種、ノルウェイの森の違った未来がここにあるような気もする。 いったい、まりえはなぜ消えてなくてはいけなかったのか。それ…

本 マインドフルネス最前線

本「マインドフルネス最前線」香山リカさん対談集。 読んでみて、マインドフルネスを始めたい、そして出来るなら継続したいと思った。実利的かつ面白かったのは、マインドフルネスや瞑想、ヴィッパサナーを継続すると、遺伝子の発現率が変化することが研究で…

本 コンテンツの秘密

本「コンテンツの秘密」川上量生さん著。 ドワンゴ会長の川上さんが、2年間ジブリの鈴木敏夫さんのカバン持ちをしながら考えたこと。から考えたことを。 コンテンツの秘密 ぼくがジブリで考えたこと (NHK出版新書) 作者: 川上量生 出版社/メーカー: NHK出版 …

本 動的平衡

「動的平衡」福岡伸一さん著。久しぶりに読み返してみる。 人間の体は固定的なものでは全くなくて、いまこの瞬間も体の中で、タンパク質がものすごい勢いで作られてかつ、ものすごい勢いで壊されている。その、束の間存在するタンパク質が徒然に存在した”効…

本 行こう、どこにもなかった方法で

「行こう、どこにもなかった方法で」BALMUDAの創業者、寺尾玄さんの半生記。 やっぱり一番ワクワクしたのは”自然な風”の扇風機「The GreenFan」が世にでるところ。創業した会社があと数ヶ月で潰れる状況で、最後にやりたいことをきちんとやろうと温めてたア…

本 フリーライブラリで学ぶ機械学習入門

本「フリーライブラリで学ぶ機械学習入門」 勉強会の講義をまとめただけあって、筆者が入門レベルとしてわかってほしいと思ってる所はほぼ分かる(まだ途中読み)。Jupyter notebookを使って順々にスクリプトを自分で動かしていくので、実作業としてもわかり…

本 動物翻訳家

本「動物翻訳家」片野ゆかさん著。 半ページでその世界に没頭させる。新たな環境に連れてこられたペンギンの幸せと不安、環境の変化は全然平気だけど群れ内の関係性には悩むチンパンジー。 ペンギンは不安なときは水中に逃げるらしい。群れの一頭が新たなこ…

本 できない脳ほど自信過剰

「できない脳ほど自信過剰」池谷裕二さん著。 いずれにしても、ヒトの知能が礼賛される時代は、そろそろ終焉を告げるでしょう。これは運動能力がたどった経緯とおなじです・・・中略・・・いずれ知能はブランドではなくなるでしょう。人工知能のほうが賢いからです…

本 ルールを変える思考法

「ルールを変える思考法」川上量生さん著。 経歴や仕事の仕方も面白いけど、やっぱり考えが一番面白い。なんで文明が発達して、コンピューターが出て、ネットが出て便利になったはずの社会で、つらい会社勤めになったりしているんだろう?って思ったら、その…

本 せいめいのはなし

「せいめいのはなし」福岡伸一さん対談集。 お相手は内田樹さん、養老孟司さん、川上弘美さん、朝吹真理子さん。 話してる人自身がほんとに面白いと感じてたのが伝わって来る。内田さんとの対談では、最後には次のような言葉にまで行き着いている。 (内田樹…

python事始め

pythonを学び始めた。 プログラムは初中級程度で何年も書いてないというレベル。新しいものを始めるときは複数の情報ソースを惜しみなく使うことを最近覚えた。切り口が違うと、著者ごとの前提としている知識の違いもわかり、話が立体的に見えてきて理解が早…

本 チームのことだけ、考えた

「チームのことだけ、考えた」グループウェアで有名なサイボウズ社長:青野さん著 鎌倉投信の受益者総会で知った青野さん サイボウズが話題を呼んでいるのは、みんなサイボウズのあり方のように「チームで働きたい!」って心から思ってるからじゃないんだろ…