ココロミにきみ

本と体とプログラミング

本 吹上奇譚 第二話 どんぶり

「吹上奇譚 第二話 どんぶり」吉本ばななさん著 この小説は生き生きしている 今までの小説も好きだったけど、言うなればそれは、あの世とこの世みたいな二つの世界が別れていたがゆえに、ある種の秩序を保った静謐な感じを湛えていた この本では作者がまた一…

本 Python データサイエンス ハンドブック

「Python データサイエンス ハンドブック」 画像を行列処理する場合には、この本がなきゃ話になんねーよってくらい大事な本。 * * * たとえば、行列の各要素に何かを足すときに、for ループを回すことなく、 >>> myArray = np.array([1,2,3,4]) >>> myArr…

本 他人だったのに。

「他人だったのに。」糸井重里さん著 糸井さんは、どうしてこんなことを思いつくんだろう?という、皆が思う思いを今回もまた深く味わった。 * * * 殺し屋は「代理人」だからうまくいくって、言われるとそうだよなーと思う。関係者だと感情が邪魔して上手…

本 しょぼい起業で生きていく

「しょぼい起業で生きていく」えらいてんちょうさん著 これは、” 現代版百姓のススメ ”だと思う。 筆者曰く、「しょぼい起業」とは、「今ある、あなたの生活」をお金をかせぐ仕組みにしていき、草むしりのお手伝いとか、”存在することが仕事”みたいなことか…

本 空をゆく巨人

「空をゆく巨人」 川内有緒さん著 人が人とつながることで、新しいものごとがどんどん生み出されていく、大きな物語を読んだ気がする。 この本には二人の巨人が出てくる。アーテイストの蔡國強さんと協力者の志賀さん。どちらも個人としても面白いのだけど、…

本 新しい分かり方

「新しい分かり方」佐藤雅彦さん著 モノゴトの ” 分かり方 ” に今までと違った分かり方がある、というのが新鮮。もしくは、自分が ” どう分かっている ” のかを考えさせられる。 正直、何度も読み直さないと今までの理解の範囲で、 ” 分かったふり ” をして…

本 精神科医が教える 良質読書

「精神科医が教える良質読書」名越康文さん著 「空海が日本という概念を発明したのではないか?」というアイデアを思いついた著者。そのアイデアを考えていくために、関係する本をどんどん読んでいく「本を思考の道具として使う具体例」が最終的に一番参考に…

本 つぼみ

「つぼみ」宮下奈都さん著 この短編集で「いけばな」の魅力を初めて知った。 いけばなの稽古というのは、それぞれの花の方向性や瞬間を感じる技術を磨くことと、その感覚を意思を介在させないで手に伝える訓練をすることなんだと思った。 つぼみ 作者: 宮下…

本 退屈なことはPythonにやらせよう

「退屈なことはPythonにやらせよう」Al Sweigartさん著 * * * 上司:「君、プログラムできるんだっけ?」 部下:「趣味程度ですができますよ?PythonってプログラムでAIとか…」 上司:「おおっ!そうか。いやいや、そんなAIとかすごいのでなくていいんだ…

本 独学プログラマー

「独学プログラマー」コーリー・アルソフさん著 これからプログラミングの世界へ初めて足を踏みいれたい!という人の「最初の一冊」として向いている。 * * * プログラミングを始めてみると、最初にぶつかるのが「始めるまでの壁」。何がPythonというプロ…

本 猫も老人も、役立たずでけっこう

「猫も老人も、役立たずでけっこう」養老孟司さん著 養老さんの言葉はいつもよく分からない。いつかわかるようになることを楽しみにして、言葉のシャワーとして浴びている。 * * * 朝、起きたときに「私が昨日と同じ私である」という意識の働きは(養老さ…

本 不便益という発想~ごめんなさい、もしあなたがちょっとでも 行き詰まりを感じているなら、 不便をとり入れてみてはどうですか?

「不便益という発想」川上浩司さん著 ” 遠足のおやつは300円まで ” というルールの存在は、子ども心に工夫したり、考えたりして、楽しい記憶として残っている人は多いと思う。逆に " お菓子は幾らでもOK " だったら、特に楽しくもなく記憶に残っていなかった…

キャンドル・ホルダー・ムーミン

「キャンドル・ホルダー・ムーミン」 ロウソクの熱い空気がファンにあたって、キラキラしながらムーミンたちが回るおもちゃ。部屋の空気が揺れるとそれだけで早さが変わる。 綺麗で面白いのになかなか売ってなくて手に入れるのに難儀した。ムーミンショップ…

本 声をかける

「声をかける」高石宏輔さん著 道ゆく女の人に声をかける。自分がどう思われるかが怖くて声がかけられない。声をかけても無視される、拒絶される、たまに返事がくる。自意識過剰であればあるほど上手くいかない。機械のように応答ゲームをするほうが上手くい…

本 パパは脳研究者

「パパは脳研究者」池谷裕二さん著 この本の一番素敵なところは、池谷さんが「楽しんで・喜んで」子育てをしている所。我が子があれやこれや出来るようになる、親としての喜びとともに、人間が発達していく様を身近で観察できる、科学者としての喜びに溢れて…

本 美内すずえ対談集 見えない力

本 「美内すずえ対談集 見えない力」 ガラスの仮面の作者、美内すずえさんと、能楽師、武術家、物理学者の対談 人間の営みの限界は、つねに現代の科学の外側にあることを知った。美内さん自身が連載の中でその存在を実感したからこそ、人間の定義を広げる御…

本 サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい

「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」三戸政和さん著 中小企業の事業継承(個人M&A)と業務改善を通じて、「役員報酬」と会社という「箱」の売買で老後の資金を稼ごうという指南本。おもに大企業のサラリーマンで、マネージメント業務の経験者…

本 異教の隣人

「異教の隣人」釈撤宗さん他 日本で活動している数多の宗教の現場を取材したユニークな連載本。 * * * 前文の釈撤宗先生による「宗教の場の存在意義」の話がまず面白い。 宗教の場は、たんにそこで宗教の儀式が行われるのではなく、ご飯を一緒に作って食…

本 機械学習と深層学習 Pythonによるシミュレーション

「機械学習と深層学習 Pythonによるシミュレーション」 機械学習のライブラリを使わずに、シンプルなモデルを実際に作って学ぶ本。機械学習系を根本的に理解するのに最適。この本で概念の基本形を身につけて、実地で理論を自分で応用するのが黄金パターン。…

本 ある男

「ある男」平野啓一郎さん著 いっとき同じ時を過ごした人の、その未来が余韻の中に消えて行く様が心地よかった。丸みを帯びた恋心がやんわりと伝わり、青年の激しい熱情ではなく、中年の抱えたものが多い人生にほんのりと寄り添う感じ。 そうやって色々なモ…

本 月曜断食

「月曜断食」関口賢さん著(今週のお題「読書の秋」) タイトルがいい。以前、週末断食がはやったけど、週末を断食に使ってしまうと友達とご飯にいけないという問題があった。 もっとも、この「月曜断食」も日曜の夜から軽めにしておけというのはある。要は…

甲骨文字から金文・篆書・隷書・楷書への漢字の字体変遷動画

甲骨文字から金文・篆書・隷書・楷書への漢字の字体変遷動画を、Youtubeにアップロードしたのでご紹介。 何万(何十万?)ある漢字のごく一部ですが、それなりに面白いかと。個人的に好きなのは三番目の動画にある「鳥」の字の変遷です。 漢字ルーツ1/Oracl…

本 心の扉を開く

「心の扉を開く」河合隼雄さん著 今週のお題「読書の秋」にぴったり。 * * * ユング心理学をベースに、自分の ” 心 ” を理解していくための本を紹介する本。 たとえば村上春樹さんや吉本ばななさんの小説が ” 何を書いてるのか ” が 、この本を読んでいく…

本 ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。

「ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。」幡野広志さん著 今週のお題「読書の秋」 * * * 著者は血液のがんを抱えており、幼い我が子に残せることはなにか?と考えたものが、ここに記されている。 これはもう、至言だと思うのだけど、 「 子どもがそ…

本  いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書

「いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書」by 水野学さん 著者は ” くまモン ” をデザインした人 くまモン - Wikipedia * * * 仕事の流れは極力パターン化してエネルギーを節約し、” クリエイティブ ” に全てを注ぎ込むやり方を説く * *…

本 バカのものさし

「バカのものさし」養老孟司さん著 子どもたちの疑問に養老さんが手加減なしで答える。子どもの視点(成長度合い)って年齢だけじゃなくて、人によって全然違うんだなと変に発見。 質問するような子たちは頭でっかちで、体を動かすのが下手なのがわかる。養…

本 農家が教える 軽トラ&バックホー: 使いこなし方、選び方

本「農家が教える 軽トラ&バックホー: 使いこなし方、選び方」農山漁村文化協会 * * * DIY好きの人におすすめ。 軽トラとショベルカーの選び方、その使い方、工夫の実例、土の掘り方、固め方などなど、農業に関連する分野の「まずこれ一冊!」的なムック…

本  できる人はなぜ、本屋で待ち合わせをするのか?

「 できる人はなぜ、本屋で待ち合わせをするのか? 」臼井由妃さん著 できる先輩からアドバイスをたくさんもらった感じ。タイトルでもある「本屋で待ち合わせをする」というのはすごくいい方法だった。なんででしょう? * * * お礼メールは12時間以内に出…

本 こころと脳の対話

「こころと脳の対話」河合隼雄さん、茂木健一郎さん対談 個人的な経験だけど、ひどい夢を見る人がいる。あまりにも辛い夢で朝起きたときには疲れ果てて、その日はもう何もできなかったりする。座禅をしたり心を落ち着けることができると、悪夢が減って日常生…

本 すいません、ほぼ日の経営

「すいません、ほぼ日の経営」 糸井重里さんインタビュー by 川島蓉子さん * * * もし、自分がほぼ日の社員だったら、どういう毎日になるんだろう? 企画はプレゼンする必要はないけど、「これがやりたい!」を話して、周りの社員がどんどん興味を持って…